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アンサンブル、できてた?本当に?…ヒネモス第4回アンサンブル演奏会

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8月9日は、Hynemos Wind Orchestra 第4回アンサンブル演奏会でした。

Hynemos Wind Orchestra 第4回アンサンブル演奏会

Hynemos Wind Orchestra 第4回アンサンブル演奏会 チラシ

Hynemos Wind Orchestra 第4回アンサンブル演奏会 チラシ

日時
2015年8月9日(日) 13:00開場 13:30開演
会場
練馬区 関区民ホール 多目的ホール
  • 西武新宿線 武蔵関駅南口から徒歩5分
  • 荻窪駅より 関東バス[荻32]武蔵関駅行 関町北一丁目バス停下車
  • 三鷹駅より 関東バス[鷹02]武蔵関駅行 関町北一丁目バス停下車
  • 吉祥寺駅より 西武バス[吉61・吉61-1・吉62・吉62-1]セコニック経由 新座栄行 関町北一丁目バス停下車
  • 大泉学園駅より 西武バス[吉61 吉61-1 吉62-1]吉祥寺駅行 関町北一丁目バス停下車
入場料
無料
曲目
ダリウス・ミヨー「ルネ王の暖炉」作品205 [木管5重奏]
ジャック・イベールオーボエ、クラリネット、バソンのトリオのための5つの小品
八木澤 教司アリオン琴歌 [サクソフォン4重奏]
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト (編曲 : デヴィッド・ワルター) / セレナーデ K. 375 より 第1・3・4・5楽章 [木管5重奏]
ピエール・マックス・デュボア5つのバガテル [トランペット3重奏]
ユリウス・ワイセンボーン3本のファゴットのための6つの三重奏曲 作品4 より 第5曲 トルコ行進曲、第3曲 ポルカ
ヨハネス・ブラームス (団員編曲) / 弦楽6重奏曲 第1番変ロ長調 作品18 より 第2楽章 [オーボエ、イングリッシュホルン、クラリネット、ファゴット3本のための]
アントン・ライヒャ24の三重奏曲 Op.82 より 第1番、第5番 [ユーフォニアム・チューバ3重奏]
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト (編曲 : 沼田 司) / オペラ「魔笛」より
第2幕第9a曲「3つの神聖な和音」、第2幕第9曲「僧侶の行進」、第1幕第2曲パパゲーノのアリア「おいらは鳥刺し」、第2幕第10曲ザラストロのアリア「おおイシスとオシリスの神よ」
[トロンボーン3重奏]
オベール・ルムランディヴェルティスマン [フルート、クラリネット、アルトサクソフォン3重奏]
ヴィクトール・エヴァルド金管5重奏曲第2番 作品6
ほか

私が出演したのは、モーツァルトのセレナーデ、ワイセンボーンのファゴットトリオ、ブラームスの弦楽6重奏の3曲。2ヶ月前のアンサンブル大会よりも曲が増えてます。ファゴットトリオをもう1曲プラスしたのと、モーツァルトを諸事情により代理で演奏することになったためです。

モーツァルトの管楽セレナード第11番は元々オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴット2本ずつのために書かれた作品です。木管5重奏に編曲されるとなると3本もの楽器を減らしているため、2つの低音パートをファゴット1つで掛け持ちするなど(第3楽章)、若干の無理矢理感も否めません。ただそれでも曲の良さは損なわれておらず、モーツァルトらしい精緻なメロディーとハーモニー、古典的な曲進行の中にも軽やかで楽しみが出てきます。――要はいい曲だけど大変だってことです。

これはもう言い訳となるのですが、7月から8月に掛けて、仕事のほうが忙しくなり、平日に練習することが難しくなりました。土日は他団体の練習があり、練習会場への移動だけでかなりの疲労が(栃木県北部から東京都内までざっくり片道3時間は掛かります)。特に11月に本番を控える東京ハートフェルトフィルハーモニック管弦楽団(THPO)は私が企画・広報として運営に携わっていることもあり、意識をヒネモスに集中することが困難でした。

特に途中からメンバーが交代となった私は、参加メンバーと全員で合奏する機会が1度しかありませんでした。しかもパンフレット原稿を睡眠時間2時間に削って制作し、別の曲を練習してからモーツァルト練習に臨む、というタイトなスケジュールでした。はっきり言って、曲を練習するより、帰り道に交通事故を起こさないようにすることのほうに気を取られていました。

「忙しかったから上手く出来なかった」と言いたいのではなく。曲をより研究し、自分の楽器が他のどの楽器と関わっているのか、曲のどの箇所が難易度が高いのか精査し、練習するべき箇所をピックアップする――言葉を変えれば、アンサンブルするということ――を出来ないまま、本番を迎えることになってしまったことに、他のメンバーや、聞いてくださったお客様に申し訳ないという気持ちでいっぱいです。何より、自分自身が悔しいのです。「自分の技術レベルが低かった」「ペース配分を間違えた」という以前の問題であるのですから。

曲の完成度に対する自信のなさは、演奏会の宣伝にも現れています。当ブログは元より、Facebookにも特に宣伝投稿は行っていません。Twitterでは公式RTによる拡散を行いましたが、自分の言葉で自分なりの曲の宣伝を、ということは、他の2曲も含めてついぞ行いませんでした。

…なんだか、この記事が全体的に後ろ向きになってしまいましたね。モーツァルトの演奏自体は、まあ頑張ったところもあるし、良かったところもあったと思います。ただ、もっとやれるところをやっていれば、もっと良い感想を持てたんじゃないかな、と。

他の2曲について。ワイセンボーンは、追加されたトルコ行進曲で1stを担当しました。最高音のHi-Dが2回のうち1回が当たらなかったのが残念だったけれど、まあ、精一杯やったんだしまあええんじゃないかと。それより立奏が思いの外疲れた。ブラームスは弦楽器ならではの高速アルペジオが結局イマイチだった覚えがあるのだけれども、全体で見ればそれなりにブラームスの音楽が作れたのではないでしょうか。

他にも演奏会の感想が思いつきそうなのですが、一旦このへんで。

いつもの演奏会の感想記事ならば、「課題があったけれど楽しかった」的な言葉で締めるのですが、今回の演奏会で思ったのは、完成度が低くなりそうなプロジェクトは、そもそも引き受けない方が良いのではないか、ということです。それが正しいとも言い切れないし、間違っているとも言い切れないです。そういう意味で、課題が残る演奏会ではありました。

Mozart: Serenades Mozart: Serenades

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